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†お山の独り言†
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2024.05.14 (Tue)
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お久しぶりですこんにちは。

いや、こんばんは。

タイトルどおり、突発的なのが得意なんですねー、あたし。

「書こうと思ってかけるもんじゃないんじゃもんじゃやきー!!」

ってなことです。(何

ってなわけで、(えー

また突発的に短編です。

甘いです。(給食のおしるこよりは甘さ控えめ

青春です。(海に向かって叫びはしません。

感想が欲し(ry

注意事項は異常・・・じゃなくて以上です。

では、「語りを聞いてみる」からどうぞ。



<キスの味はレモン味>



どっかで聞いたことがあったような。

 

“キスの味はレモン味。”

 

どこまでも、紅く紅く染まる夕焼けをバックに、彼女が僕の唇に小さく落としたキスは、本当にレモン味がした。

彼女の口が離れたとき、あるのは驚きとレモンの味ばかりで、声も出なかった。

彼女の髪が、風にふわりとゆれる。

 

僕の頭の中には、黄色のイヤリングに黄色のワンピースを着たかわいい系の女の子が、満面の笑みで「キスの味はレモン味!」と歌いながら踊っていた。

ぐるぐると、レモンが舞い踊る。

 

「したでしょ、レモン味。」

 

はっ、と僕が我にかえると、目の前で彼女が微笑んでいた。

彼女は口の中を舌でかき回すような仕草を見せた。

 

からん、ころん。

 

「んん?」

 

彼女の口の中から、歯と何かがぶつかるような軽い音が聞こえてきた。

べろばあ。

彼女の舌の上には、黄色の透明のキャンディーがのっていた。

 

「聞いたことない?“キスの味はレモン味”なんてさ」

 

悪戯っぽく笑う彼女に、オレンジの光があたる。

 

あー・・・



時間なんて、止まってしまえばいいのに。




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あまーい
あまーーーーい!
と、いとだサン的に叫びたい。古いとかは言っちゃいやん←
そして文字はいつも通り青には合わないトマト色
2009/02/22(Sun)12:35:09 編集
あまいです・・・。
少しずつ暖かくなってきた今日このごろ、お風邪は召されていませんか?

甘いながらも、爽やかな感じがします。潤いを感じる文章でした。微笑ましいお話をありがとうございました。
嘉鏡  雨月 2009/02/23(Mon)20:53:55 編集
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