†お山の独り言†
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お久しぶりですこんにちは。
いや、こんばんは。
タイトルどおり、突発的なのが得意なんですねー、あたし。
「書こうと思ってかけるもんじゃないんじゃもんじゃやきー!!」
ってなことです。(何
ってなわけで、(えー
また突発的に短編です。
甘いです。(給食のおしるこよりは甘さ控えめ
青春です。(海に向かって叫びはしません。
感想が欲し(ry
注意事項は異常・・・じゃなくて以上です。
では、「語りを聞いてみる」からどうぞ。
<キスの味はレモン味>
どっかで聞いたことがあったような。
“キスの味はレモン味。”
どこまでも、紅く紅く染まる夕焼けをバックに、彼女が僕の唇に小さく落としたキスは、本当にレモン味がした。
彼女の口が離れたとき、あるのは驚きとレモンの味ばかりで、声も出なかった。
彼女の髪が、風にふわりとゆれる。
僕の頭の中には、黄色のイヤリングに黄色のワンピースを着たかわいい系の女の子が、満面の笑みで「キスの味はレモン味!」と歌いながら踊っていた。
ぐるぐると、レモンが舞い踊る。
「したでしょ、レモン味。」
はっ、と僕が我にかえると、目の前で彼女が微笑んでいた。
彼女は口の中を舌でかき回すような仕草を見せた。
からん、ころん。
「んん?」
彼女の口の中から、歯と何かがぶつかるような軽い音が聞こえてきた。
べろばあ。
彼女の舌の上には、黄色の透明のキャンディーがのっていた。
「聞いたことない?“キスの味はレモン味”なんてさ」
悪戯っぽく笑う彼女に、オレンジの光があたる。
あー・・・
時間なんて、止まってしまえばいいのに。
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