†お山の独り言†
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
真面目にごめんなさい。ガハッ(吐血
新しい生活に慣れるのに時間がかかっております。
かなり思いデーターを、めちゃくちゃ無理してダウンロードしようとするときくらい、時間がかかっているかと思われます。(きっとそれ以上)
修ちんに「遊ぼ」と言われてますが、ホントに遊べない。
遊びたくないんじゃない。遊べないんだ。(゜Д゜ ;)くわっ
ごめんね、ホントに絶対そのうち遊ぼうね!(´Д⊂グスン
そんなこんなで新しい生活大変です。
勉強=大変。余裕でついていけてないよう( ∀)AHA★先生、何言ッテルノ?ソレ、何語?
っていうノリです。
そして、徐々に変人への道を歩き出したかも、あたし。(友達に言ったら十分前から変人だよ!といわれた。
イラストも描こうにも描く余裕が今のところ見つかりません。
こっちも、全然更新できないかも。
ただ、細々と短編を書きためようと試みてます。
んで、まあ、今日久しぶりにのっけてみようかな、と。
*用法・用量*
まず、背後をお確かめください。誰もいないことを確かめたら、「語りを聞く」をぽちっと押しましょう。
いつもの如く、ルーズリーフ一枚分となっております。
*注意*
ノーマル片思い女の子目線でお送りいたしております。
和の甘さに、青春の陽気な暖かさをミックスいたしました。
では、上記のことをお守り?頂いた上でお読みくださいませ。
<あんぱん>
・・・どうしよう。
がたん、ごとんと揺れ続ける電車の中で、あたしは手の中のあんぱんと会話をしていた。
「おーい、おいしそうなあんぱんくん。君はあたしに食べられたいかい?」
「イヤだイヤだ。君みたいな人に食べられたくなんかないよ!」
無論、上の会話はすべて心の中でのことだし、そもそもあんぱんは喋られないのである。
がたん、ごとん。
手の中のあんぱんは、小さく分厚い教科書や、ノートや、資料集たちにあっちこっちへ押しやられ、ぺたんこになってしまっている。
しかし、それでも中のあんこを飛び出さないようにふんばったあんぱんには、望むような食べられ方をして頂きたいのである。(そんなものがあるのかどうかはしらないのだが。)
あたしは腹が減っている。
しかし、あんぱんがそう言うのなら仕方がない。
食べずに持っていてやろう。(間食があたしの体重に影響を及ぼすのを回避するための言い訳である。)
がたん、ごとん。
夕方の日のオレンジ色の光が、車内いっぱいに広がる。
ぽかぽかと温められる心地よさと、いい具合にゆれる電車のおかげで、あたしはあんぱんを手に持ったまま、降りる駅の一つ手前まで爆睡した。
***
がしゃん、と定期を改札にすべりこませる。
ごちそうさま、と吐き出された定期を受け取り、駅を出ると、目の前に奴が立っていた。
久しぶりに見た彼は、やっぱり今でも夕日に照らされて、きらきらしていた。
数人の友人と一緒にいた彼は「うおおー、腹減ったあ!」と大きく叫ぶ。
あたしの手の中には、 あんぱん。
「おーい、おいしそうなあんぱんくん。君は奴に食べられたいかい?」
「あんなにきらきらまぶしい人に食べてもらえるだなんて、光栄極まりないさ。」
──決定。あたしは愛しい奴の名を呼ぶ。
奴は振り返る。
「ほらよっ!」
あんぱんが、輝く空に、舞った。
PR